ヨブ22章

あなたが正しいとしても、それが全能者を喜ばせるだろうか。あなたの道が完全でも、それが神の利益になるだろうか。(3)

 ヨブとその友人たちとの対話は三巡目を迎えます。ただこの三巡目で発言するのはエリファズとビルダドだけで、ツォファルの言葉はありません。エリファズの言葉は一巡目・二巡目と比べてもさらに激しく、辛辣になっています。ヨブが罪深かったから、このような災難が臨むのだという友人たちの指摘に対して、ヨブはいや自分は罪を犯したから患難に遭っているのではない。自分はなぜこのような厳しい状況に置かれているのか理解できないと答えてきました。
 ヨブに対してエリファズは二つ点から答えます。第一には、ヨブがどんなに自分の正しさを訴えたとしても、人間の正しさはとても欠けだらけのもので、神を喜ばせることなどできないということです。そしてもう一つは、ヨブがどんなに正しさを主張しても、ヨブの邪悪さは明白だ、と言い、ヨブに対して、ヨブが全く身に覚えがないような様々な罪状を押しつけるのでした。ヨブを断罪するためにはもはや手段を選ばないということになっていました。