ネヘミヤ6章

彼が買収されたのは、私が恐怖心から彼らの言いなりになって罪を犯すように仕向け、私に悪名を着せて、とがめるためであった。(13)

 サンバラト、トビヤ、ゲシェムといった敵対者たちは工事が順調に進んでいることを知ってますます怒り、ユダヤ人たちの工事を最後まで妨害しようとします。最後の段階になって、彼らがターゲットにしたのは長官として、この工事の責任を負っていたネヘミヤ自身でした。責任のある立場にある人は、なおさら多くの誘惑や攻撃にあうものかもしれません。
 彼らはネヘミヤを呼び出して危害を加えようとしたり、あなたに対して悪い噂が立っていると不安をあおったり、恐れを引き起こさせて、ネヘミヤが怯えて逃げたり、ふさわしくない行動をするようにと誘ったりしました。彼らはまるでネヘミヤのことを心配しているかのような顔をして彼に近づいたり、またネヘミヤに近しい人を買収したりしたのでした。しかしネヘミヤは罪を犯すことはありませんでした。そしてついに五二日という短期間で城壁の工事が完了したのでした。