エズラ1章

「・・・天の神、主は・・・ユダのエルサレムに神殿を建てることを私に任された。あなたがたの中で主の民に属する者は誰でも、その神、主がその人と共におられるように。その者は上って行きなさい。」(23)

 時代はアッシリアからバビロン、そしてペルシアへと移っていきました。アッシリアやバビロンは、征服した諸民族の文化や宗教を破壊し、彼らのアイデンティティを失わせようとしましたが、ペルシアのキュロス王はそれぞれの文化・宗教などを許容する宥和政策を採ります。そしてイスラエルの民に対しても自分の国に帰って主の宮を再建するようにと命じたのでした。キュロスは、天の神、主から自分に与えられたメッセージとしてこれを語ります。
 キュロス王はエルサレムへの帰還と神殿の再建を命じたのですが、同時に、実際にエルサレムに帰ることができない者たちも多くいるであろうことは理解していました。ですからキュロス王は、帰ることが難しい人々に対しては、自発の献げ物をもって、帰還と神殿再建に協力するようにと勧めたのでした。そして、帰還しようと立ち上がる人たちと共に、献げ物をもって協力しようという志を与えられた人々も多くいたのです。