歴代誌下24章

ところがヨヤダの死後、ユダの高官たちが王のもとに来て、ひれ伏した。その時、王は彼らの言うことを聞き入れた。彼らは先祖の神、主の神殿を捨て、アシェラと偶像に仕えた。(17~18)

 ヨアシュは七歳で王位に就きました。もちろん、七歳の子どもに国を治めることはできないでしょう。ですから祭司ヨヤダが中心になって国を治め、王を支えました。そして祭司ヨヤダの指導の下で、ヨアシュは主を畏れ、仕える王として育っていきました。彼は神殿の修理改築を志し、神殿に礼拝に訪れる人々から献金を集めて、そのことを完遂します。
 しかし、祭司ヨヤダは百三十歳で地上の生涯を終えます。ヨヤダの死後、それまでは王に近づくことのできなかった高官たちが王に近づいて、王の考えを変えさせます。王は彼らの言うことを聞き入れて、アシェラの偶像に仕えるようになったのでした。主は預言者たちを遣わされましたが、ヨアシュも人々も、その忠告を聞き入れませんでした。そしてさらに警告を発したヨヤダの子ゼカルヤを殺してしまったのでした。そしてヨアシュも家臣たちに殺されてしまいます。国は混乱の度を深めていきます。