歴代誌下6章

主は約束されたことを実現された。(10)

 ソロモンは主の神殿において、人々の前に、神殿の献堂を宣言し、また主の前に手を上げて祈りました。ソロモンは神殿の奉献にあたって主の御前にその恵みを覚えずにはいられませんでした。主はソロモンの父ダビデを王として立てられました。ソロモンが生まれた時にはダビデはすでに王でしたし、その王権は確立していました。しかし、もともとダビデは八人兄弟の末っ子で、羊飼いだったのです。しかし主はダビデを立ててイスラエルの王とし、またダビデが主のために神殿を建てようとした時に、その子ソロモンが神殿を建てると約束してくださったのでした。ダビデは主が語られた言葉を信じ、その事業をソロモンに委ねました。そして主は、自らその口をもって約束されたことを、その手をもって実現してくださったのです。
 主はその語られたことがらにどこまでも真実なお方です。主はその約束を決して空手形にはなさいません。主はその力ある御手をもって、御言葉を実行してくださるのです。