歴代誌下4章

こうして、フラムはソロモン王のためになすべき神殿のすべての製作を終えた。…フラム・アビがソロモン王のために作った主の神殿のこれらの祭具は、磨き上げられた青銅であった。(11、16)

 建物が建てられるだけでなく、ささげものをささげる青銅の祭壇、祭司たちが身を洗うための海、神殿のさまざまなものを洗う洗盤、金の燭台、鉢、壺、シャベル・・・。多くの金や銀が用いられ、青銅が用いられました。それは計りきることができないほどでした。私たちはここでフラム・アビが実に多くの技術をもった職人であったことを見ます。一緒に働くことによって、イスラエルの職人たちも多くのことを学ぶことができたはずです。
 金や銀はもちろんですが、神殿のいろいろなところで用いられた青銅も磨き上げられていました。私たちは青銅というと、青くさびで覆われた金属を思い浮かべます。ただ青銅は磨くと鏡のように人の姿を映しました。大変な労だったと思います。しかし、フラム・アビに導かれた職人集団たちはとても真面目に仕事をしたのでしょう。手を抜いたらすぐに分かります。主の栄光を映し出す神殿として、その神殿は光り輝いていたのです。