歴代誌上14章

ダビデは、主が自分をイスラエルの王として揺るぎない者とし、その民イスラエルのために、彼の王権を高めてくださったことを知った。(2)

 ダビデはエッサイ家の末っ子でした。彼にはお兄さんが七人いました。彼は父の家の羊を飼っていました。けれども主は、そんな彼を選び、油を注いで王として立てられました。しかし、実際には、彼が王になるまでにはずいぶん時間がかかりました。彼がユダ族の王になったのは三十歳の時、そして全イスラエルの王になるにはさらに七年半の年月が必要でした。彼が最初、主に選ばれ、油注がれたとき、彼はまだ少年でした。しかし、今や、彼はすっかり壮年になっていました。何度も死を覚悟するようなところも通りました。そのような時には、主の約束はどうなるのだろうかと思うこともあったことでしょう。しかし、神はその語られた御言を実現してくださいました。
 ダビデはその王位が固まってからも、若い日と同じように、主にすがりつつ歩んでいました。主はご自身に従って生きるダビデを祝し、勝利を与えてくださったのです。