列王記下22章

私がこの場所とその住民について、それが荒れ果て呪われたものとなると言ったのを聞いて、あなたは心を痛め、主の前にへりくだり、衣を裂き、私の前で泣いた。それで私もまたあなたの願いを聞き入れた――主の仰せ。(19)

 マナセ王の後、その子アモンが二年間だけ王位を継ぎ、アモンの後、若い八歳のヨシヤが王位を継ぎました。ヨシヤは父アモンや、祖父マナセのようではなく、曾祖父のヒゼキヤのように主の目に適う正しいことを行ったのでした。ヨシヤは自分の王権が確立していった時に、神殿の修復に手をつけます。マナセ、アモンの時代にエルサレムの神殿は異教の偶像なども持ち込まれ、さまざまなところが修繕を必要としていたのでしょう。工事担当者たちはとても忠実に仕事をしました。
 そしてその修復の最中に、主の律法の書が発見されたのでした。私たちは、イスラエルの歴史の中で、律法の書が失われていた時期があり、その中身も知られていなかったことに驚きます。しかし、罪は御言葉から離れるときに、深くなっていくものです。その書には、その律法の言葉に聞き従わないものに臨む裁きのことが書かれていました。ヨシヤ王はへりくだり、悔い改めて、泣いたのでした。そして、主はヨシヤ王の悔い改めを聞き入れてくださいました。