列王記下15章

主が王を打たれたので、アザルヤは死ぬ日まで規定の病にかかり、離宮に住んだ。(5)

 アハズヤはイエフに討たれ、ヨアシュ、アタルヤと家臣に裏切られ、または信頼を失って殺されてしまい・・・・・・というある意味、南ユダ王国においては今まで考えられなかったような王の死に方が続く中で、アザルヤ王(ウジヤ)の登場は南ユダ王国の人々にとても大きな希望を与えたことでしょう。
 アザルヤは五二年間王位にありましたし、また国は強くなり、繁栄がもたらされました。しかし、主はそんなアザルヤを打たれました。歴代誌下二六章にはさらに詳細が記されています。アザルヤは主によって用いられた器でありながら、その召しを最後まで全うすることはできませんでした。主はそのしもべのよい業、そのしもべが主に信頼して歩んだ歩みを忘れられることはありません。ただ、その生涯の最後まで主に従って生きることができたらと本当に思います。
 北王国においては次々に王が替わり、王朝が変わっていきます。「ヤロブアムの罪」から離れなかったと繰り返される中で、ヤロブアムが恐れと不信仰の中でしたことが後々の子孫にまで災いをもたらしていることを思い、厳粛にさせられます。