列王記下11章

しかし、・・・ヨシェバが、殺されようとしていた王の子どもたちの中から、アハズヤの息子ヨアシュをひそかに連れ出し、乳母と共に寝室に入れた。人々がヨアシュをアタルヤからかくまったので、彼は殺されずに済んだ。(2)

 南王国の王アハズヤは、北王国のアハブ王の後を継いだヨラムのお見舞いに来ていたときに、イエフによって討たれて死んでしまいます。北王国イスラエルはイエフが新しく王朝を開いて行くのですが、南王国ユダにおいてはアハズヤの死後、アハズヤの母であり、アハブの妻イゼベルの娘であったアタルヤが王の一族を滅ぼして、自ら王となります。アハブの血筋は北王国では絶えたのですが、南王国ユダにあっては、アハブとイゼベルの娘が王となることによって残っていきます。
 しかし、王の娘の一人ヨシェバは命がけで、赤ちゃんであったヨアシュを寝室にかくまって守ります。ヨアシュは主の神殿に隠れて、そこで育っていったのでした。主はダビデの血筋が絶えてしまうことのないようにヨアシュを守ってくださったのです。そして七年目、ついに祭司ヨヤダはヨアシュを王位に就け、そしてアハブの娘アタルヤを討ったのでした。大きな喜びが南王国に戻ってきました。