北王国イスラエルに多くの災いをもたらし、偶像礼拝を盛んにしたアハブ王は死んで、その子アハズヤが王となりました。アハズヤはある日、屋上から落ちてけがをしてしまいます。アハズヤは不安になって、ペリシテ人が拝んでいたバアル・ゼブブのもとに人を遣わして、自分のけがは治るだろうかと問わせます。アハズヤは、危機の時、不安の中にあって、主ではなく、偶像の神にすがろうとしたのでした。
そのように王や人々が異教の神々にひかれていくような時代の中で、エリヤは主に仕える者として生きていました。そして、王の使いたちに会いに出ていって、アハズヤ王のけがが死に至ることを告げたのでした。
アハズヤ王はエリヤを捕らえようとしますができません。けれども、エリヤは主の促しを受けて自ら王の前に立って、主の裁きを告げたのでした。そしてアハズヤはエリヤが語った通りに死にました。