列王記上2章

あなたの神、主への務めを守ってその道を歩み、モーセの律法に記されているとおりに、主の掟と戒め、法と定めを守りなさい。そうすれば、何をしても、どこに行っても成功するだろう。(3)

 死を直前にしてダビデが息子であり、後継者であったソロモンに語った言葉が記されています。ダビデの遺言の中で、開口一番彼が語ったのは、与えられた務めを全うすること、そのためには主の掟と戒め、法と定めを守るようにということでした。イスラエルの指導者にとって何よりも大切なことは、主の律法と親しみ、それを守って生きるこということです。それが何よりの成功の秘訣なのです。
 イスラエルの王としての大原則について語った後に、ダビデはソロモンに具体的なアドバイスをします。それはヨアブやシムイに関することであり、またバルジライの息子たちに関することでした。ダビデは、主の前にとてもすなおな子どものような心を持っているとともに、決して愚かではなく、冷徹と思われるほどに冷静に物事を見て、厳しく向き合う面も持っていたのです。ダビデのアドバイスを受けて、ソロモンは賢く立ち回り、王権を確立していったのでした。