サムエル記下5章

イスラエルの長老たちは皆、ヘブロンの王のもとに来た。ダビデ王はヘブロンで主の前に彼らと契約を結び、彼らはダビデに油を注いでイスラエルの王とした。(3)

 サウルが死に、またサウルの息子たちが死に、サウル王家を支えたアブネルも、イシュ・ボシェトも死んでしまうという中で、イスラエルの全部族はダビデの下に集まって、ダビデに油を注ぎ、全イスラエルの王としました。ダビデはそれまでもイスラエルの軍勢の長として戦ってきたこともありましたし、またダビデがサムエルに油注がれ、主によって選ばれた存在であったことは紛うことない事実だったからです。ダビデはこの日をとても感慨深く迎えたことでしょう。最初サムエルに油を注がれてから二十年以上がたっていました。しかし、主は確かに語られたことを実現してくださったのです。
 王となったダビデはシオンの要害を攻め取って、そこをダビデの町として、全イスラエルの首都とします。それが今日のエルサレム神殿の南に延びる地域になります。ダビデはティルスの王ヒラムとも良好な関係を築き、ペリシテにも勝利していきます。イスラエルだけでなく周辺諸国にもダビデの名は広まっていきました。