ヨシュア22章

ルベンの一族とガドの一族はこの祭壇を、「私たちの間で、主こそが神であることの証し」と呼ぶようになった。(34)

 ルベンとガドとマナセの半部族は、ヨルダン川の東側に嗣業の地を得ました。しかし、それには条件がありました。この二部族半の兵士たちもヨルダン川を渡り、他の部族の人たちが自分たちの土地を獲得するまで、先頭に立って戦うということでした。そして、彼らはとても忠実に与えられた使命を果たしました。そしてついに彼らがヨルダン川の東側に戻ることを許される日が来ました。彼らはどんなに感謝したことでしょうか。
 ところが彼らがヨルダン川の東側に戻ってからすぐに川の東側に大きな祭壇を築き上げます。イスラエルの指導者たちは、東側の人たちが、自分たちの便宜のためにイスラエルの主の祭壇以外の別の祭壇を造ったのではないかと心配しました。しかし、東側の人たちは、それは自分たちがイスラエルの民であることを示す証しの祭壇であって、そこでささげものをささげる意図はないと説明して西側の民を納得させます。しかし実際には、東側に住む民は早々に主から離れていくことになります。