ヨシュア12章

ヨシュアとイスラエルの人々は、ヨルダン川の西側をも討った。ヨシュアは、レバノンの谷にあるバアル・ガドから、セイルの途上にあるハラク山に至る地を、イスラエルの各部族の割り当てに従って所有地として与えた。(7)

 イスラエルの民が戦って得た地をヨルダン川の東側と西側で整理して列挙しています。ヨルダン川の東側ではアモリ人の王シホンとバシャンの王オグを倒してその地を占領しました。この東側の戦いはまだモーセがイスラエルのリーダーとして指導していました。モーセは東側で死に、ヨルダン川の西側の地における戦いにおいてはヨシュアがリーダーとしてイスラエルの民を率いました。モーセの死後、イスラエルの民の中にも不安はあったはずです。ヨルダン川の東側の地でイスラエルが倒したのは三一王でした。決して弱い王たちではありません。人間的には先住民たちの方がずっと力を持っていたはずです。けれども、主はイスラエルのために戦い、イスラエルの民に約束された祝福の地を与えられたのでした。
 決して棚からぼた餅のようにして与えられたのではありません。イスラエルの民は一つ一つ戦って勝利を得ていきました。主は私たちの信仰の戦いにおいても勝利を積み重ねさせてくださいます。