ヨシュア4章

将来、子どもたちが父親に、『これらの石は何ですか』と尋ねたなら、子どもたちにこう教えなさい。イスラエルは乾いたところを通って、このヨルダン川を渡った。(21~22)

 イスラエルの民はヨルダン川を渡り切りました。しかし主は、その出来事を民が忘れないために、一つのことを命じられました。各部族から1人ずつ人を出して、部族毎に一つ、祭司たちが立っているヨルダン川の川底から石を運び出し、ヨルダン川の西側で最初に宿営した地に、その十二の石を据えたのでした。それはイスラエルの民が、この石を見るたびに、主がしてくださったことを思い起こすためです。この石は、周辺諸国の人々にも主を畏れる石塚になったことでしょう。それと共に、この石は、主の奇跡の業を見ることなく、生まれ育っていく次の世代の子どもたちが、主の御業を親から伝承していくためでもありました。そして、イスラエルの民は主が語られたようにギルガルにその十二の石を据えました。
 主の御業を思い起こすことができるような記念の石を私たちの生涯の中にも据えていきたいと思います。