申命記18章

私は彼らのために、同胞の中からあなたのような預言者を立て、その口に私の言葉を授ける。彼は私が命じるすべてのことを彼らに告げる。(18)

 レビ族の人たちには相続地や割り当て地は与えられていませんでした。主ご自身が彼らの相続地でした。彼らは主を礼拝する時の務めを負い、イスラエルの人々がささげたものを受け取ることによって生活しました。イスラエルの人々はレビ族の人たちが心置きなく主に仕えることに集中できるように彼らを支えなければなりませんでした。
 モーセはここで、主から与えられたとても大切な約束をイスラエルの民に伝えます。それは、やがてモーセのような預言者がイスラエルのために立てられるという約束でした。彼は主の言葉をその口に与えられ、そして主から託された言葉を人々に語るのです。イスラエルの民はこの神から送られた預言者に聞き従うことを求められています。モーセが「私のような預言者」と言ったその預言者とは究極的にはイエスさまのことです。主イエスこそが私たちに神の言葉を伝えてくださった預言者の中の預言者だったのです。