民数記34章

あなたがたにこの地を相続地として分け与える人々の名は次のとおりである。まず、祭司エルアザルとヌンの子ヨシュア。・・・ユダの部族は、エフネの子カレブ・・・(17~19)

 主はモーセに対して、イスラエルの民が支配することになる領域を示されました。それは責任をもって、主が託しておられる地を自分たちのものにし、またその地を治めるようにということであると共に、主がイスラエルの民に与えておられない地には踏み込んでいかないようにということでもあったと思います。主が勝利を与えられ、祝福されるときに、人間は「もっともっと」と欲が出てくるものでもあると思います。その意味でも境界を定めるということはとても大切なことです。
 そして、主が与えられた土地を分割する時のそれぞれの部族からの指導者たちの名前が告げられました。与えられた嗣業の地を部族間で分けていくという作業もとても神経を使うものだったことでしょう。広さや割り当ての地の場所など、祈りつつくじ引きで決められていったのですが、指導者たちの協力は不可欠でした。ここにも主に従ったヨシュアとカレブの名が連ねられています。