民数記28章

イスラエルの人々に命じて、彼らにこう言いなさい。あなたがたは、私への献げ物、すなわち私の食物を、火による献げ物、宥めの香りとして、定められた時に必ず私に献げなさい。(1)

 荒野での四十年の最後にもう一度人口調査をして、後継者としてヨシュアを立てて、その後、この二八~二九章では、主はもう一度モーセにどのように主に近づき、礼拝をしていくかをもう一度再確認されます。主に近づくためには、ささげものが必要でした。そしてイスラエルの民は日々、また週ごとに、また定まった祭の度毎にこれを繰り返していったのです。
 まず最初に語られているのは日ごとのささげものです。それは朝ごとに、また夕ごとにささげられました。また安息日毎にささげるささげものがありました。イスラエルの民は毎週これを繰り返したのです。それに加えて、毎月一日のささげものがありました。
 さてこのような日ごと、週ごと、月ごとのささげものと共に、一年に一度定められた時にささげるささげものがありました。第一の月には過越祭、それから七週後には七週祭(初穂の日)を覚えてささげものをささげました。このようなことを繰り返すことが主を覚え、主に近づく彼らの歩みを形作っていったのです。