民数記7章

祭壇に油が注がれる日、指導者たちは祭壇奉献のための献げ物を携えて来た。指導者たちは献げ物を祭壇の前に差し出した。(10)

 幕屋が聖別された時、イスラエルの十二部族の頭たちは、幌付きの車六台と雄牛十二頭をささげました。それはレビ人たちが幕屋を持ち運ぶときのためです。そしてそれらのささげものはレビ人の氏族にその働きに応じて渡されました。しかし、ケハテの氏族には、車も牛も与えられませんでした。彼らが運ぶことになっていたものは最も聖なるものであり、レビ人たちが自ら肩で負って運ぶことになっていたからです。
 その後、十二日にわたって、部族の長たちは順番にささげものを携えてきました。それは部族ごとに全く同じものでした。十二の部族はそれぞれ数も違いましたから、財力にも差があったことと思います。しかし、彼らは主の前に足並みをそろえて近づきます。彼らは同じように主に近づき、主に従い、仕えていこうとしていたのです。そのようにして力を合わせて造られ、主にささげられた幕屋を主は喜び、そこからモーセに語られたのでした。