民数記4章

モーセが、主の言葉に従って、彼ら一人一人にその仕事と運ぶべきものを登録した。(49)

 さて、主の務めを担うべきレビの一族には、三つの家系がありました。ケハトの一族、ゲルションの一族、メラリの一族です。それぞれの氏族によって託された仕事は異なりました。まずケハトの一族は幕屋の中の最も聖なるものを運ぶことを託されていました。幕屋が移動する時にはまず祭司が入っていって、仕切りの垂れ幕で神の箱を覆い、それをじゅごんの皮の覆いで包みます。また祭壇やそこで用いる祭具もじゅごんの皮で覆います。全てに覆いが掛けられた後に、ケハトの子孫の人たちが入っていってそれらを担いで運びました。
 ゲルションの一族は幕屋の幕や綱などを運びました。
 そして最後にメラリの一族は壁板・横木・台座などを運んだのでした。
 さて、ここではレビ人が数えられ、登録されたと共に、それぞれに対してその仕事と運ぶべきものが割り当てられました。そして一人一人が与えられた仕事を恐れをもって負っていったのです。