出エジプト記40章

イスラエルの人々はいつも、雲が幕屋の上から離れて昇ると、旅立ち、雲が昇らないと、昇る日まで旅立たなかった。(36~37)

 イスラエルの民がエジプトを出立して二年目の第一の月の一日、イスラエルの民は幕屋を建て、家具を運び入れ、また祭具を整えました。すべてのものに油が注がれ聖別されました。それは、そこにあるすべてのものが主のためにだけ使われるものであることを示していました。またアロンとその子たちの上にも油が注がれ、主への礼拝をつかさどる者として立てられました。
 そして幕屋が聖別された時、雲が幕屋を覆い、主の栄光がその幕屋に満ちたのでした。それは、モーセさえも幕屋の中に入れないほどでした。
 イスラエルの民が荒野を旅している日の間、いつも幕屋の上に雲の柱がとどまっていました。夜はその雲の中に火があるのをイスラエルの民は見ました。幕屋も、その幕屋の上にとどまる雲の柱も、主がイスラエルの民のただ中に住んでおられることを表していました。そして雲が幕屋から上ると、民も道を進みました。イスラエルの民はいつも主の臨在と共に、主の臨在に導かれながら歩んでいったのです。