出エジプト記31章

イスラエルの人々は安息日を守り、代々にわたる永遠の契約として行わなければならない。これは、私とイスラエルの人々の間の永遠のしるしである。主は六日間で天と地を造り、七日目に休み、憩われたからである。(16~17)

 主は、モーセに幕屋や祭具、祭服などの作成に関する細かい指示を与えました。そして主は、指示だけではなく、神からの語りかけを実現するために必要な人材を備えていてくださいました。ユダ族のベツァルエルとダン族のオホリアブです。もちろん、彼らは生まれつき才能にあふれていたことでしょう。ただ、その才能は主のために用いるようにと主が与えてくださっていたものでした。単なる才能ではなく、彼らが神の霊に満たされたときに、それが豊かに用いられていったのです。
 神に近づくために、幕屋が備えられ、祭司が備えられました。同時にここでは、神の民であるイスラエルが安息日を守るようにと教えられています。これは礼拝する日の聖別ということです。安息日は、単に体を休めるために主が与えられた日というだけではありません。安息日を守るということが、神の民を他の民と分けるしるしだったのです。