主は、エジプトで奴隷であったところから、イスラエルの民を救い出してくださいました。女性や高齢者・子どもたちも含めて二百万人とも言われる人たちがエジプトを出ました。そして荒野で四十年の時を過ごし、すでに先住民の住んでいたカナンの地に入っていきました。エジプトを出るということだけでも大変なことですが、同時に、その後、荒野をその大群衆が移動するのも、また約束の地を勝ち取っていくというのも、実際には多くの困難があるであろうことは容易に想像できます。しかし、主は、単に民をエジプトから導き出しただけでなく、その民の旅路を守り、また主の祝福の地に導き入れてくださいました。主はそのために使いを遣わし、彼らを守り、導かれたのです。
私たちの歩みにおいても同じです。主は私たちを罪の中から贖い出してくださっただけでなく、その信仰の歩みを導き、また約束の御国に入るその日まで責任をもって私たちと共にいってくださいます。またそのために必要なすべてを備えていてくださるのです。