創世記41章

その時、献酌官長がファラオに申し出た。「私は、今日になって自分の過ちを思い出しました。・・・」(9)

 献酌官長はヨセフのことをファラオに伝えることをすっかり忘れて二年がたってしまいました。けれども、そのタイミングで今度はファラオが夢を見ます。二度同じようなパターンの夢です。ファラオは胸騒ぎがしてエジプト中の魔術師や賢者たちを呼び集め、自分の見た夢を語り、その解き明かしを求めました。しかし、その夢を徳子とができる人は誰もいません。そして、このタイミングで、献酌官長はヨセフのことを思い出したのでした。
 すぐさまヨセフが呼び出され、ファラオの前に立たされます。ファラオはヨセフに「あなたは夢の話を聞いて解き明かすことができるそうだが」と語りかけますが、ヨセフは「私ではありません。神が・・・」と神に栄光を帰します。そして、ヨセフは神から知恵を与えられてファラオの夢の意味を告げ知らせ、今すぐになすべきことを語ったのでした。ファラオはヨセフには「神の霊が宿っている」と語って、彼をエジプト全土を治める者と任命したのでした。