創世記30章

一方、神はラケルを忘れず心に留めておられた。神は彼女の願いを聞き入れ、その胎を開かれた。(22)

 レアには次々に4人の息子たちが与えられます。しかし、ラケルにはなかなか子どもが授かりません。業を煮やしたラケルは自分の召し使いビルハを夫に与えてビルハを通して子どもを得ようとします。ビルハには2人の男の子が与えられます。レアも自分の召し使いジルパを与えます。ジルパにも男の子が2人。その後、レアは再び身ごもり、男の子が二人・・・ここまでですでに息子が十人です。ヤコブはそもそもレアと結婚する予定はありませんでした。伯父ラバンにだまされたのです。しかし、レアには次々に息子が与えられ、レアとラケルが張り合うことによって、さらに息子が与えられていきます。人間の弱さや罪を越えるようにして、主はそのご計画を成就しようとしておられました。
 夫には愛されていましたが、子どもが与えられなかったラケルですが、神は彼女を忘れることなく、心にとめていてくださいました。主は私たちのことも御心にとめていてくださいます。