創世記27章

「・・・そして私の好きなおいしい料理を作り、それを持って来て、私に食べさせてほしい。死ぬ前に私自ら、お前を祝福したいのだ。」(4)

 兄エサウではなく、弟ヤコブを祝福し、アブラハム、イサクと受け継がれた神の約束を受け継ぐ者とするというのは彼らが生まれる前からの神のご計画でした。しかし父イサクには兄エサウを祝福したいという願いがありました。兄エサウの中にある課題をすでにイサクは知っていたはずです。けれども、イサクは兄エサウの獲ってくる鹿の肉が食べたかったし、兄エサウを弟ヤコブにまさって祝福したかったのです。
 結果的には、妻リベカと弟息子ヤコブに、自分をだますような選択をさせてしまったことは、リベカとヤコブの責任であると共に、神の御旨にまさって、自分の願いを優先しようとしたイサクの責任でもあったと思います。兄エサウは悲しみ、怒り、ヤコブに対して殺意を抱くようになります。ヤコブは家にいられなくなったのでした。しかし、そのような人間的な混乱を越えて、神のご計画は着々と進んでいたのでした。