創世記3章

神である主は、人とその妻に皮の衣を作って着せられた。(21)

 創世記は神が世界を、そして人間を、神の目から見ても「極めて良い」ものとして造られたことを語っています。人は、神のかたちに、神の息を吹き込まれて、そして男と女とに創造されました。ところがこの三章では早くも神の造られた人間が罪を犯し、堕落してしまったことが書かれています。神は人間を自由意志を持つものとして、そしてその自由意志をもって神を愛し、神に従うことを期待して造ってくださいました。園の中央に善悪の知識の木を置かれたのも、神の言葉に従って生きることによって彼らが生きるためでした。
 しかし、サタンは蛇の姿で女に近づき、神の言葉を疑わせ、彼らに語られた神に対する不信感を抱かせました。そして、「神のように」なると嘘をついて女をだましました。二人がその木の実を食べた時、彼らの中に恥の感情が生まれ、神との関係も、お互いの関係も壊れていきました。死が人間の世界に入ってきます。しかし、神は罪からの救いを、この最初から計画されました。神が彼らに着せてくださった皮の衣、彼らの裸を覆うために動物が死ななければならなかったことは、神がこれからしようとしておられた救いのわざを暗示しています。