ヨハネ黙示録15:1～8

「主よ、あなたをおそれず、御名をほめたたえない者が、ありましょうか。あなただけが聖なるかたであり、あらゆる国民はきて、あなたを伏し拝むでしょう。あなたの正しいさばきが、あらわれるに至ったからであります」。（４）

　天においては七つの最後の災害が地に注がれようとしていました。神の怒りの満たされた七つの鉢が地に傾けられようとしていました。しかし、悪の力に打ち勝った者たちは、神の僕モーセの歌と小羊の歌を歌い、主を賛美しました。モーセの歌とは、神がイスラエルをエジプトから救い出してくださった時に歌われた、救い主なる主をたたえる歌です。そして、このモーセの歌は小羊の歌につながっています。モーセの時の救いの出来事は、主イエスによってもたらされた救いの出来事を指し示すものでもあったからです。
　主のみわざは、大いなる、驚くべきものです。誰もなし得なかったことを、神は私たちのために成し遂げてくださいました。神が罪人であった私たちを愛し、私たちのためにご自身のひとり子をこの世に送り、私たちのために救いの道を用意してくださったからです。これはすべての国民のために開かれた救いだったのです。