ヨハネ黙示録9:1~12

彼らは、地の草やすべての青草、またすべての木をそこなってはならないが、額に神の印がない人たちには害を加えてもよいと、言い渡された。(4)

 すでに4本のラッパが吹き鳴らされていました。あと3本のラッパが残っています。そして、ついに第五の御使いがラッパを吹き鳴らします。ひとつの星が天から落ちて、底知れぬ所の穴の鍵を解き放ちます。今まで閉ざされていた扉が開かれて、その中からいなごが出てきます。しかし、そのいなごは恐ろしい力をもって人間を苦しめます。いなごの災いは出エジプトの時にもエジプトに臨み、その地の青いものを食い尽くすと言うことをしました。ここでもいなごは民に裁きと破滅をもたらします。ただここでいなごは人を苦しめることはしますが、殺す事はありません。ここにもある意味、主の忍耐と憐れみがあります。人はかえって、死を願うのですが、死ぬことができません。ただ苦しみがどこまでも続くのです。ただ、このいなごの害は、額に神の印のない人たちだけに臨みます。神の印を押された者たちには災が近づくことはありませんでした。神のものとされた者たちを主は守ってくださるのです。