ヨハネ黙示録8:1~5

また、別の御使が出てきて、金の香炉を手に持って祭壇の前に立った。たくさんの香が彼に与えられていたが、これは、すべての聖徒の祈に加えて、御座の前の金の祭壇の上にささげるためのものであった。(3)

 御座にいます神のみ手に握られていた巻物を受け取ったほふられた小羊のような主イエスは、巻物を封じていた封印をひとつずつ解いていきました。そして、封印が解かれるたびに、歴史は完成に向けて動いていきました。ただ実際に起こってきたのはいろいろな災いであり苦難でした。ただ、封印が解かれた時に起こった災いはまだまだ限定的です。それは神が歴史の完成、そして最後の裁きに向かって歴史を動かしながらも、なおもひとりでも多くの人を救いに導こうと、悔い改めのチャンスを残しておられるしるしでもあります。
 さて、ついに七つめの封印が解かれます。ただ今度は、天に短い静けさがもたらされ、七人の御使いが現れてそれぞれにラッパが手渡されます。そして金の香炉をもった御使いが祭壇の前に立ちます。その香は神の御前に立ち上る聖徒の祈りであると共に、そこにはさらに多くの香が加えられていたのでした。主は私たちの貧しい祈りをも祝福し、御前に受け入れられるものとしてくださるのです。