ヨハネ黙示録6:1~8

見よ、青白い馬が出てきた。そして、それに乗っている者の名は「死」と言い、それに黄泉が従っていた。彼らには、地の四分の一を支配する権威、および・・・人を殺す権威とが、与えられた。(8)

 巻物の封印が解かれ、その巻物が開かれていきます。第一の封印が解かれた時に現れたのは白い馬に乗った人でした。白い馬に乗り冠を与えられた人をキリストと解釈する人もいますが、封印が解かれた時に次々に災いが起こっていることを見ると、この白い馬に乗った人も戦いによって貪欲に勝利を得ていく地上の支配者を意味していると考えた方がよいでしょう。
 第二の封印が解かれて現れた赤い馬に乗った人は人々が互いに殺し合うように平和を取り去ることを許されました。第三の封印が解かれた時に現れた黒い馬に乗っている人は物価の高騰と貧富の差をもたらす使者と言われます。小麦大麦の価格が高騰し、そんな中にあっても贅沢品は守られたからです。
 第四の封印が解かれて現れる青白い馬は戦争やききんによって死をもたらし、人を殺すことを許されます。ただ彼の力はまだ四分の1に制限されていました。