さて、ヨハネが見ていると「御座にいますかたの右手の手に、巻物」がありました。その巻物には内側にも外側にも字がぎっしり書かれていました。この神の御手に握られていた巻物はこれから起ころうとしていることが書かれていたのでしょう。まさに世界の未来はすべて主の御手の中にあります。
しかし、その巻物は7つの封印で封じられていました。そして誰もその封印を解くことができませんでした。このままでは、神のご計画が進んでいきません。ヨハネはそこで激しく泣きます。
けれども、御座のそばにいた長老の1人がヨハネに「泣くな」と声をかけました。「ユダ族のしし、ダビデの若枝」とはダビデの子孫として生まれてくださった主イエスのことです。主イエスは勝利を得られたので巻物の封印を開くことができるのです。主イエスが十字架・復活において勝利されたので、神が計画しておられた歴史が先に動いていくのです。