ヨハネ黙示録4:1~7

見よ、開いた門が天にあった。・・・見よ、御座が天に設けられており、その御座にいますかたがあった。(1~2)

 さて七つの教会に宛てた手紙が終わりました。ヨハネはどんな思いで主イエスの言葉を聞いていたでしょうか。どの教会もヨハネがよく知っている教会であり、ヨハネ自身もそれらの教会を訪ね、また指導してきたかもしれません。外からの迫害と、内からの様々な間違った教えにさらされて、教会は厳しい状況の中に置かれていました。そのような中にあってもしっかり立っていた教会もありましたが、同時に信仰がとても大きく揺すぶられ、ゆがんでしまった群れもあったのです。それが現実でした。
 しかし、ヨハネは「開いた門」が天にあるのに気づきます。そしてヨハネはその門を通って天に引き上げられるのです。ヨハネが見たのは、天にある御座であり、その御座についておられるお方でした。御座の周りには24人の長老がいて、それぞれの座についていました。またそこには四つの生き物がいたのでした。まさに、地上のとても危うい教会の姿にも関わらず、主が天において支配しておられるのをヨハネは見せられたのでした。