ヨハネ黙示録2:1~7

あなたは初めの愛から離れてしまった。そこで、あなたはどこから落ちたかを思い起し、悔い改めて初めのわざを行いなさい。(4~5)

 このヨハネの黙示録は直接的にはアジア州にあった七つの教会に宛てた手紙です。そして、この二~三章には七つの教会それぞれに対して書かれた特別なアドバイスが記されています。ある教会はほめられ、ある教会は叱責を受けています。しかし、それは他の教会は関係ないということではなく、いつの時代の度の教会にでも当てはまるような多くの教えをくみ取ることができます。
 最初に名前を呼ばれるのはエペソの教会です。エペソ教会はその「わざと労苦と忍耐」において覚えられていました。またにせ者をきちんと見ぬことができました。ある意味、アジア州の中心的な町にある教会として自他共に認められていたと言えるかもしれません。ただ、主イエスはここでエペソの教会に対して「あなたがたは初めの愛から離れてしまった」と指摘します。確かによい実践を積んでいたかもしれません。ただある時点から、初めの純粋な愛を失ってしまったのです。主は彼らにそれを取り戻すことを求められたのでした。