この手紙の読み手たちは、元々はとても乱れた歩みをしていたようです。けれども、彼らは主イエスを信じてその生き方が全く変えられたのでした。彼らの知り合いたちも、彼らの生き方が変わってしまったのを認めないわけにはいきませんでした。もう彼らが一緒に悪行にふけるということがなくなってしまったからです。もちろん、主を知らずにこの世の標準の中で生きてきた年月が長かったので、時に、そのような誘惑や古い習慣・考え方が顔をのぞかせることもあったことでしょう。ですからペテロは、読者たちに、心の武装をして歩むようにと勧めます。
私たちはやがて神の前に立って、自分の歩んで来た歩みについて申し開きをしなければなりません。ですから、私たちは、恐れをもって今の時を過ごし、喜びをもって主の前に立つことができるように、いつも備えられていたいと思います。