Ⅰペテロ2:1~10

しかし、あなたがたは、選ばれた種族、祭司の国、聖なる国民、神につける民である。それによって、暗やみから驚くべきみ光に招き入れて下さったかたのみわざを、あなたがたが語り伝えるためである。(9)

 私たちは神の恵みに触れ、新しく生まれました。それは主イエスにあって神の子として生まれたということです。神の子にされた私たちがなお悪意や偽りに満たされ、悪口を言い続けて生きるとしたらとても残念なことです。私たちは神によって生まれ、霊の乳を飲みながら、神の子として育っていくのです。
 私たちは主イエスを土台にすえた新しい歩みを始めました。主イエスは信じない人には大きなつまづきですが、信じる人には動くことのない確かな岩です。この手紙を受け取った人々の多くは異邦人だったかもしれません。もともとは神の民ではなく、また神のあわれみの外に置かれていると考えられていた者たちでした。しかし、そのような彼らが、「選ばれた種族、祭司の国、聖なる国民、神につける民」とされ、暗闇から驚くべき光の中に入れられました。それはまさに、彼らがこのすばらしい神のみわざを証しし、語り伝えるためだったのです。