ヘブル6:1~8

そういうわけだから、わたしたちは、キリストの教の初歩をあとにして、完成を目ざして進もうではないか。(1)

 初歩、基本をしっかり学び、また理解していることはとても大切なことです。けれども同時にいつまでも初歩だけにとどまっていてはいけません。主が備えてくださっている恵みは深く、また広いものです。ですから最初の一歩だけで満足してしまっているとしたら、とてももったいないことです。確かに基本の部分だけでも、学ぶことは多くあるでしょうし、多くの恵みをそこからくみ取ることはできるでしょう。しかし、それが全部ではありません。私たちはいつまでも初歩にとどまっているのではなく、「完成を目指して」進むべきです。
 主イエスを信じて、罪赦され、神の子になり、けれどもまた罪を犯して、主イエスの贖いにすがり、また神の子になりなおす、というようなことを繰り返し、そこだけにいつまでもとどまっていたら、おかしいのです。私たちは、神が喜んでくださる実を結んでいくように成長していくべきです。失敗してはいけないということではありません。初めのところにとどまり、最初の一歩を繰り返しているとしたらおかしいのです。