ヘブル3:1~11

そこで、天の召しにあずかっている聖なる兄弟たちよ。あなたがたは、わたしたちが告白する信仰の使者また大祭司なるイエスを、思いみるべきである。(1)

 このヘブル書三章ではモーセにまさるお方としての主イエスについて語られています。モーセはイスラエルの民をエジプトから救い出した主の器でした。神はモーセを用いてイスラエルを救い、イスラエルをご自身の民とし、また律法を与えられました。モーセは神の家に対して忠実でした。まさにモーセは神がイスラエルに仕えるようにと遣わされた者だったのです。
 しかし、主イエスは神の家である教会を治めるお方として、モーセにまさる大きな栄光を受けるにふさわしいお方です。この主イエスは私たちの信じるべきお方であり、また私たちの大祭司です。
 ですから、私たちは頑固になってこのお方を拒むのではなく、心を開いてこのお方を受け入れ、このお方に従うべきです。イスラエルの民が心をかたくなにして神を信じなかったとき、彼らは約束された祝福にあずかることができませんでした。私たちは同じ失敗を繰り返してはなりません。