ピレモン1:1~7

兄弟よ。わたしは、あなたの愛によって多くの喜びと慰めとを与えられた。聖徒たちの心が、あなたによって力づけられたからである。(7)

 ピレモンヘの手紙はパウロが、ローマの獄中で、コロサイ教会のリーダーの一人であったピレモンに書いた手紙です。そして、この手紙はコロサイ人への手紙と一緒にテキコとオネシモによって届けられたとされています。ピレモンの家は教会でした。ピレモンの家に人々が集まって礼拝を守っていたのです。コロサイの町にはそのような家の教会がいくつかあったのかもしれません。
 パウロはピレモンをよく知っており、とても親しい関係だったようです。ですからパウロは祈りの時にピレモンを思い起こし、また神に感謝していました。ピレモンの愛と信仰は、パウロの耳にも入っていましたし、ピレモンによって多くの聖徒たちが力づけられていました。そして、そのことを知る中で、パウロは多くの喜びと慰めを与えられていました。私たちの信仰と愛もまた、主をお喜ばせし、多くの兄弟姉妹たちの喜びと慰めにつながっていくことができればと心から願います。