パウロが第一の手紙を書いて程なくして、テサロニケの信徒たちがなお助けを必要としているというニュースがパウロの耳に入る中で、パウロはこの第二の手紙を書きました。
パウロにとって、テサロニケの信徒たちは大きな喜びでした。彼らを思うときに、パウロは感謝の思いに満たされました。パウロはテサロニケのキリスト者たちが今も迫害と患難の中にいることを知っています。苦しみや悩みが彼らを覆っていました。しかし、パウロはその患難が永遠に続くものではないことを知っています。主イエスが御使いたちを引き連れて再臨される日には、主は正しい裁きを行い、また信じる者たちに豊かな休息を与えてくださるでしょう。
ですからパウロは主がテサロニケのキリスト者たちをその召しにふさわしい者へと造ってくださって、彼らを通してキリストの御名があがめられることを祈ったのでした。