Ⅰテサロニケ1:1~10

そしてあなたがたは、多くの患難の中で、聖霊による喜びをもって御言を受けいれ、わたしたちと主とにならう者となり、こうして、マケドニヤとアカヤとにいる信者全体の模範になった。(6~7)

 テサロニケはマケドニヤ州の州都であり、最大の町でした。パウロはピリピ伝道に引き続いてマケドニヤ伝道にあたります。しかし、マケドニヤ伝道は決して楽なものではありませんでした。パウロはテサロニケの町にあったユダヤ教の会堂で3回の安息日にわたって福音を語りました。そして信心深いギリシヤ人たちが信仰に入ったのですが、そのことを妬んだユダヤ人たちが暴動を起こした結果、パウロはテサロニケにとどまることができなくなってしまったのです。
 しかし、そのような困難の中にあっても、テサロニケの町に教会が立ち上がっていきました。それまで偶像に仕えていた人たちが、生けるまことの神を信じるようになり、主イエスの救いをいただいたのでした。そして、テサロニケの人たちはマケドニヤとアカヤ(ギリシヤ)の人たちにとっても大きな励まし、また模範となったのでした。神はすばらしいことをテサロニケでしてくださったのです。