コロサイ3:18～4:1

何をするにも、人に対してではなく、主に対してするように、心から働きなさい。あなたがたが知っているとおり、あなたがたは御国をつぐことを、報いとして主から受けるであろう。（23～24）

　社会生活における具体的な人間関係に対する、具体的なアドバイスがされています。まず取り上げられているのは夫婦の関係です。夫婦関係は人間関係の基本です。最初作られた人アダムが最初に出会った存在がエバでした。神はアダムとエバをお互いに愛し合うべきパートナーとして造られたのです。
　次に取り上げられているのが親子の関係であり、続いて取り上げられているのが主人と僕との関係でした。この時代、奴隷の中からも主イエスを信じる者たちが多く起こされていたのです。パウロは主を信じてキリスト者として生きていた奴隷たちに、「真心をこめて主を恐れつつ」「主に対してするように心から」仕え、働くようにと勧めています。このことはどんな人間関係においても同じように大切な真理です。私たちは人と向き合うときに、目には見えませんがそこにおられる主と向き合っているのです。