コロサイ人への手紙も、エペソ人への手紙やピリピ人への手紙と同じように、ローマの獄中からパウロによって書かれた手紙です。コロサイ教会はパウロの直接的な宣教によって生まれた教会ではありません。パウロがその3回目の伝道旅行で、エペソの町で福音を伝えた時に導かれたエパフラスが開拓した教会でした。そしてエパフラスから福音を聞いて信じた人々は、その地にあって豊かな実を結んでいったのでした。コロサイ教会の人たちが主を信じ、また兄弟姉妹を愛する愛に生きている様子を聞いて、パウロは心から神に感謝し、神をあがめています。
私たちのところにも福音が伝えられ、私たちもまた主を信じる者とされました。ただ大事なことは主イエスを信じてその信仰の歩みをスタートしたというだけでなく、その信仰にとどまって実を結び、成長していくということなのです。