ピリピ4:14~23

わたしの神は、ご自身の栄光の富の中から、あなたがたのいっさいの必要を、キリスト・イエスにあって満たして下さるであろう。(19)

 パウロは、自分がピリピ教会の人たちの前で指をくわえて窮状を訴え、またお金をせびっているのだと誤解されることを避けようとしています。ただ同時に、今までもそうだったように、ピリピ教会の信徒たちが献げる恵みに富む者となっていくために、神に喜んでささげる者として生きるということに関しては、心からそのことを願っています。
 パウロは主を愛してささげていくそのささげものがピリピ教会の人たちにまた豊かな祝福をもたらすことを知っていました。ピリピ教会の信徒たちも決して豊かな人ばかりではなかったでしょう。そのような中から、喜んでささげられる献金は、主の御前にかぐわしい香りのように受け入れられていました。そして、主はささげる者たちのいっさいの必要を満たしてくださいます。主は栄光の富を持っておられるからです。献金はまさに献身であり、また主への信頼のしるしなのです。