エペソ4:1~6

あなたがたが召されたその召しにふさわしく歩き、できる限り謙虚で、かつ柔和であり、寛容を示し、愛をもって互に忍びあい、平和のきずなで結ばれて、聖霊による一致を守り続けるように努めなさい。(1~3)

 エペソ人への手紙は一~三章は神学的なこと、四~六章は信仰をもった者たちの具体的な生活に関わる実践的なことが書かれています。そしてこの後半部で、繰り返し使われる言葉が「歩く」ということです。私たちは信仰を与えられ、すばらしい恵みの中に入れられました。ただ、そこで大切なのはそのような救いの出発点を持っているということと共に、その恵みの中に歩き続けるということなのです。一歩一歩は小さかったとしても、その積み重ねは大きな違いになっていきます。四1では、「召された召しにふさわしく歩く」ようにと語られます。神はその大きなご計画の中にあって、天地を造られる前から私たちを選び、召してくださいました。私たちは偶然に存在するのではなく、私たちの存在には神の特別な目的があります。そして、神が定められた目的を果たしていくためには私たちは聖霊による一致を守り続けることが大切なのです。