ガラテヤ1:11~24

ところが、母の胎内にある時からわたしを聖別し、み恵みをもってわたしをお召しになったかたが、異邦人の間に宣べ伝えさせるために、御子をわたしの内に啓示して下さった・・・(15~16)

 パウロの後からガラテヤにやって来て、ガラテヤ教会を惑わしていた人たちは、パウロの使徒性を否定しました。パウロは十二弟子ではないので使徒ではないと言ったのです。そしてパウロが伝えているメッセージは信用ならないと語ったのでしょう。しかし、パウロは自分の使徒性については、自分は母の胎にいる時から神の特別な使命のために選び別たれている、と言います。それは異邦人に福音を宣べ伝えるという大切な使命でした。
 そしてパウロが宣べ伝えているメッセージも決してパウロが適当に作り上げたものではなく、人間から受けたものでもなく、キリストの啓示によって与えられたものでした。もともとはパウロは神の教会の迫害者でした。しかし、神はそんなパウロに御子を啓示してくださいました。ですから、パウロは神が与えてくださったメッセージをそのまま語り続けていました。それはまさにパウロ自らが経験したメッセージだったのです。