Ⅱコリント13:11~12

最後に、兄弟たちよ。いつも喜びなさい。全き者となりなさい。互に励まし合いなさい。思いを一つにしなさい。平和に過ごしなさい。そうすれば、愛と平和の神があなたがたと共にいて下さるであろう。(11)

 パウロはコリント教会に対して最後の勧めをします。「いつも喜びなさい。全き者となりなさい」。コリントの教会は確かに悔い改めて主にある再出発をしました。まだまだ問題は多くあったことでしょう。けれども、パウロはコリント教会の人たちが全き者となることを願っています。そして神にあって喜びをもって生きてほしいと思っているのです。
 一人一人の信仰の歩みが正され、守られると共に、パウロはここで、コリント教会のキリスト者お互いの間にうるわしい交わりが生まれていくことを願っています。互いに励まし合い、また思いを合わせて歩んでいくのです。コリント教会がそのような群れとして育っていくために、愛と平和の神が彼らと共にいてくださいますし、同時に、彼らの背後にあってコリント教会のことを覚えて祈っていてくれる諸教会の兄弟姉妹たちがいる、パウロはそのことをも思い起こさせて彼らを励ますのです。