Ⅱコリント11:12~15

しかし、驚くには及ばない。サタンも光の天使に擬装するのだから。(14)

 コリントでも他の町々でも、パウロが宣教にあたった町々では、パウロと違うことを語り、人々を惑わす働き人が紛れ込み、様々な問題を引き起こしていました。いつも時代も、悪い働き人が、キリストの使徒に偽装して教会に忍び込むことがあるのです。
 今でも、異端の中には教会の中に巧妙に忍び込み、人々の信頼を得て、最終的には教会を乗っ取ってしまうようなグループがあります。パウロはそういったことは、何も不思議ではないと語ります。「サタンも光の天使に偽装する」からです。誰かが自分に対していつもとても共感的で、自分を理解してくれるからと言って、その人がいつも真理を語っているとは限りません。またある人がとても大きな霊的な力を持っているからと言って誰にでもついていって良いわけではありません。さらにある人がとても魅力的な話をするからと言って、それを信じて良いわけではありません。私たちは本物をしっかりと見分ける目を持ちたいと思います。