Ⅱコリント9:1~5

それをしぶりながらではなく、心をこめて用意していてほしい。(5)

 コリントの町はアカヤ地方にありました。そしてアカヤ地方ではすでにエルサレム教会への献金を始めていました。そしてコリント教会でも献金を始めているということは、北の方のマケドニヤ地方の諸教会(ピリピ、テサロニケ、ベレヤなど)にとっても大きな励ましになっていました。このようにして、マケドニヤ地方の教会とアカヤ地方の教会が、相互に励まし合うことになっていたのです。
 パウロはコリントのことをマケドニヤの教会においても自慢していたのでしょう。ですから、マケドニヤの教会の代表者と共にアカヤに下って来たときに、コリントの教会がパウロが言っていたのは全く違っていて、何も準備ができていないということにならないようにと願っていました。パウロはコリント教会が多くの問題に対して正しく向き合い、主の前に立っていく中で、彼らに信頼しています。そして、心をこめて用意していてほしいと、コリントの信徒たちに語るのです。